インドの文化とともにインドネシアに輸入された想像上の鳥、ガルーダ。
   ウィスヌ神の乗り物として、ウィスヌとともに描かれることが多いですが
   独立して描かれることもあります。また、中部ジャワの古い美術では
   鳥としてではなく、人物として描かれている場合もあります。

   しかし、この場合でも鳥の翼とクチバシとともに描かれています。
   「地」を象徴するナガに対して、ガルーダは「天」を象徴し
   対立的に捕らえられることも多く、東部ジャワでの美術では
   ヘビを爪で捕らえているガルーダの姿もみられます。

   インドネシア独立後は、インドネシア共和国の紋章に用いられるなど
   インドネシアを守護する神鳥とされています。


   ■ ガルーダ・インドネシア航空 ■
   1949年、ＫＬＭオランダ航空との共同出資で設立されたが
   1954年にインドネシア政府が全て買い上げ
   現在インドネシアのナショナルフラッグ・キャリアとして
   日本 ⇔ インドネシアをはじめ、インドネシアと世界の国々を結んでいます。
   
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