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ガムラン(前編) / gamelan

   ガムランとは「たたく」「つかむ」「操る」といった意味の動詞「ガムル」の名詞形で
   バリとジャワに多くみられる打楽器を中心に据えたアンサンブルを指し
   それによって演奏される音楽のことも一般的には意味します。
普通は、ガムラン○○○○といった具合に、ガムランの後ろに特徴を表す言葉や アンサンブルの中心になる楽器の名前をつけたりして、個々を区別したりしています。
バリやジャワには、このようなガムランが幾種類もあり、一見みな同じように感じますが 実際は、各々がそれぞれ独特のスタイルを持っています。
ガムランという語そのものは比較的新しい用語で 中部ジャワの用法が、ほかの地域にも波及したものとされています。 しかし、打楽器によるアンサンブルという音楽的アイデアそのものは インドネシア音楽の最も根源的な要素の1つであり、非常に古からみられます。 8〜9世紀頃に中部ジャワに建てられたヒンドゥー・仏教寺院のレリーフにも すでにこの様な打楽器アンサンブルの例が散見されています。
ガムランに用いられる楽器の主なものは、一定の音階を構成するように調律された 金属製のゴング類、竹・木・金属製の鍵盤打楽器の類、太鼓類の打楽器です。 これに竹笛・オーボエ系の管楽器などが、さらに歌が加わることもあります。

( 後編に続く・・・ )



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